人生で2度目の全身麻酔での手術。
(1度目は穿孔性虫垂炎で開腹手術)
手術前の緊張はあまりなかったけども(頑張ってくれるのは医師という認識)
それでも、手術前のわずかな時間に顔を見に来てくれた家族との時間に
じんわりとしました・・・
背中を切る手術
元々、手術ありきで入院をしていたため、入院前に手術の説明を受けていました。
私の疾患は胸椎の椎間板ヘルニア。
椎間板ヘルニア と言うと、大概は腰椎と思われるのですが、私は腰ではなくて
もっと上の方の椎間板がヘルニアで、神経にがっつりと食い込んでおりました。
ネットで見ていると、腹腔鏡での手術とかも載っていたりもしたんですが
きっとその人ごとに状態も位置も違って当たり前じゃないですか。
だからかなと思っていますが、背中を切って手術となっていました。
虫垂炎で開腹手術をした時は腹筋を使う動きの都度「うっ・・・」って動きが止まっていたので
今度はそれの背中バージョンか・・・という気持ちでおりました。
手術当日
手術は昼からの予定でしたが、当日は朝から絶食。
全身麻酔で手術をする場合はそういうものみたいでした。
そして手術前に点滴を入れたり、パンツをおむつに履き替えたり、
手術用の服(浴衣みたいに前が開く形状)に着替えたり。
あとエコノミー症候群にならない用の長い靴下も履いて手術室に呼ばれるのを待つ。
その間に、心配した家族が特別に面会時間外ではありましたが許可をもらって
少しの時間だけ顔を見に来てくれていました。
何というか、手術前まで見送ってくれた家族の顔を見ていたら
じんわりと、心配させちゃってるなぁ・・・こうして来てくれて、ありがたいなぁ・・・
という気持ちになりましたよ。
手術前
手術室には、ストレッチャーで連れて行ってもらいました。
本人確認とかをした後に、手術室に移動をすると心電図とか脳波とかを
とるための機械を胸とかおでこにつけられて、そして全身麻酔についてはもう一瞬。
ストンと意識が落ちる そんなイメージ。
ちなみに私は背中を切る手術でしたが、この時点では仰向けです。
全身麻酔での手術となるため、口から喉に管を通されるんですが
全身麻酔で眠った後にそれを入れて、それから俯せにして手術となるとのことでした。
先におむつを履いて手術室に行っていますが、手術の段階で
尿道に管も入れられて、尿意に関係なく膀胱から尿が意思は関係なく
出てくるようにもなっています。
手術後
全身麻酔でストンと意識が落ちた後、意識が戻るともう違うところにワープしている
そんな感覚でした。
手術後はHCUにおりました。
既に挿管もはずされていて、ぼんやりとした意識から少しずつ覚醒していく感じ。
手術が終わり次第で病院から連絡を受けていた家族も来ていて
顔を見ることも出来ました。
そして目覚めてから
「全く痛みがない状態が0、耐えられない痛みが10として、今どれくらい?」
という質問を受けます。
覚醒した時点では、8くらい・・・からの・・・どんどんどんどん痛みが増していく・・・
結局家族と顔を合わせている間ずーっと、ひたすらに、
「背中痛い」って言って涙ぽろぽろ流していました。
この時は痛み10です。だって耐えられてなかったもん。
主治医は麻酔科医が鎮痛剤を入れていると思って と指示を出しておらず
麻酔科医は「脊椎だからいらないと思った」とか何とか?
鎮痛剤なしで麻酔から目覚めるってどういう地獄ですか・・・
この時のことがトラウマになりまして、この後強めの鎮痛剤を入れてもらって
自分でも痛かったら追加出来るタイプのだったので、
一生懸命追加して、その結果、それが胃にきちゃって、めっちゃつらかったです。
手術の日は絶食だったので「副作用で吐き気がする人がいる」らしい鎮痛剤でしたが
吐くものがないせいか、ただただ胃が痛い時間をお過ごすことになりました・・・
手術の翌日は胃も痛かったけど起きた状態でいることがつらくて
食事はほとんど食べられませんでした。
午前中のうちに病棟に移動をして、もともと自分のいたベッドに戻って
お小水については管がそのまま繋がっているのでそこからタンクへ直接排泄して
大便はおむつへ・・・って言っても、まぁ、なかなか出せないんですけどね;
(メンタルの問題かなと)
手術後の数日間
手術の翌日、翌々日朝くらいまでは、起きた体勢でいるのも胃もつらくて
食事はほぼ出来なくて、そのせいか貧血みたいに身体に力も入らなくなってました。
身体を拭いたりも看護師さんにやってもらったりしていましたね。
尿道に入っていた管は手術の翌々日に抜いてもらったので、それ以降は
自分がトイレに行きたい時はナースコールで看護師さんを呼んで、
一緒について行ってもらって、トイレに戻る時もトイレからナースコール鳴らして
ベッドへの移動を看護師さんに付き添ってもらうというルールに。
でもこれって、いちいち呼ぶの面倒くさいんですよね~・・・
私がよたよた歩くので転ばないように、転びそうになってもフォローが出来るように
の対処なのですが、自分の生理現象で人の時間を奪うのってなかなかのストレスでした。
なので手術後3日目くらいで、リハビリ担当の人にもうトイレも一人で歩けるアピールをして
解除をしてもらいました。
退院
結局手術から10日程度過ぎたところで退院しました。
日常生活で想定される動きの確認をしてから退院という話だったので
階段だったり、布団から立つまでの動作だったり、
後は屋外の傾斜のあるところとかも歩いてみての確認もありました。
入院前に高額療養費の限度認定の手続きもしていたので
支払額もおさえられました。
退院後
退院した後も、すぐに社会復帰とはいかなくて、通院しながら様子を見るように
となっています。
ということで、しばらくは療養期間かな。
ある程度の体力を取り戻したいけど、あまり沢山動くと背中が痛くなるので
無理のない程度に日々を過ごしている感じです。
ちなみに、特に退屈はしていません。
身体が不自由になることで、尚更に健康のありがたみを感じますね。
そして家族のありがたみも、すごく感じました。
足がうまく動かなくなってからはサウナへ行ったりも出来なくなっていたので
今は早くコルセットをはずして動けるようになって、サウナへ行くのが目標です。
寒い日の外気浴は最高ですからね。
またサウナへ行った記事を更新出来るように、頑張りまーす!!
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